通い介護の中で
義母の家に通いで介護を始めた頃のことです。
「腰が痛くて2階には上がれない」と言っていた義母から、ある日「2階を掃除してほしい」と頼まれました。
掃除機をかけ、モップをかけ、年末も近いし窓のさんもきれいにしておこうと思って拭いていたその時──背後に人の気配が。
家政婦は見た?見られた?
足音も何も聞こえなかったのに、静かに義母がつえをついて立っていました。
驚いて「大丈夫ですか?」と声をかけると、
「長いこと音がしなくなったから上がってきたの」と。
その瞬間、胸の奥に小さなチクリが走りました。
怠けていたように見えたのかもしれない・・。
こんなに忙しい中で精一杯やっているのに、
信頼を築けていなかったことに気づいて、やるせなさがこみ上げました。
そんなことが少しずつ積み重なっていき、
義母の「お世話になっているわね」という言葉も、
どこか素直に受け取れなくなっていました。
終わりに
誰かのために尽くしている時ほど、
「ちゃんと見てくれているのかな」と感じた瞬間の小さな痛みは、案外深く残るものです。
それでも今思えば──あの日、義母が上がってきたのは
“見張り”ではなく、“確かめたい思い”だったのかもしれません。
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今日も読んで下さってありがとうございました。なな🍀

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