退職後、私はスイッチが入ってしまいました。
「もう全部いらない!」とばかりに、家中の物を一気に捨てたんです。
あの爽快感といったら。空気が軽くなり、人生まで軽くなった気がしました。
前回の捨て活話→全部捨てたくなったあの時
——ところが、その達成感が長く続かないのが人生の妙。
義母が施設に入ることになり、引っ越し準備。
「必要なものは持っていってくださいね」と言ったら、
次に返ってきた言葉は「入りきらないから、いったんそっちに置いて」。
……え、まさかのうち?
あのピカピカになった倉庫に?
その瞬間、心の中で「いや〜タイミング良すぎるわ!」と笑うしかありませんでした。
でも笑いながら、ちょっと泣けてきた。
なぜなら、せっかく空にした倉庫が、
再び“過去と思い出の博物館”に戻っていくんですから。
着物、ソファー、椅子。
まるで「義母展・特別開催」。
夫とは、「これどこに置く?」「いや、置かん!」でプチバトル。

結果、うちの部屋の一角は完全に“義母ゾーン”に。
いまでも時々その山を見て、深〜いため息。
でも同時に思います。
人は自分の過去を、そう簡単に捨てられない。
義母にとって物は、思い出であり安心。
私にとって物は、ストレスであり負担。
つまり、
私=「軽やかに生きたい派」
義母=「積み重ねて安心したい派」
正反対なんです。
捨てることは罪悪感、
持ち続けることは安心感。
そして、その罪悪感をできれば嫁にお任せしたい——
そういう心理なのかどうかわかりませんが・・。
だから今は、「倉庫の半分は人生勉強」と思うようにしています。
…でもやっぱり、春までにはもう一度“全捨てシーズン2”を開催したい。
・・と思いながら何年も経って今に至ります😅
今日も読んで下さってありがとうございました。 なな🍀
ななのおすすめ🍀
着替える時、これをかぶると、襟ぐり狭い服を脱ぎ着するのに気を遣わなくていいから便利です😊


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